読売新聞が次世代リーダー育成プログラムを紹介

3月1日付の読売新聞で、多摩エネ協の次世代リーダー育成プログラムの取り組みを紹介していただきました。3月8日(土)に恵泉大で行われる上映会&トークイベントの告知もあり、ありがたいです。(記事の画像はクリックで拡大します)

同紙のWeb版でも掲載されています。

読売新聞 Web版

環境問題 リーダー育成

地域でエネルギーや環境問題に取り組む人材を育てようと、大学生らが対象の「次世代リーダー育成プログラム」が、多摩市で開かれている。太陽光発電事業に市民出資で取り組む「多摩循環型エネルギー協会」が主催。学生たちは自ら提案した企画を実行することで、問題解決の能力を身に着けようとしている。

「エネルギー」「太陽」――。多摩市立東愛宕小学校の教室で、児童たちがこれらの言葉から連想する別の言葉を、模造紙に書き込んでいった。「電池」「植物」「水」など、書き込まれる言葉が次々に増えていく。

エネルギーの循環について考えてもらおうと、授業を企画したのは、同プログラムに参加する恵泉女学園大学1年の神崎恵里花さん(19)。「環境や太陽光エネルギーが、身の回りのものと密接につながっていることを実感してもらえたのでは」と充実した表情を見せていた。

同協会がプログラムをスタートさせたのは、昨年6月。東日本大震災後、太陽光発電の普及を目指し、市民出資による屋根貸し事業を進めてきたが、メンバーはそれまで中高年が中心。「エネルギーや環境問題は息の長い課題。次の時代に地域で活躍する若者を育てたい」という思いから、大学・大学院生を対象に始めた。

プログラムでは月1回、広く環境問題について学ぶ講義や体験会を行い、自然エネルギーで過ごす夏合宿なども実施。現在、多摩地区を中心に8大学17人の学生が参加しており、7チームに分かれて、親子向けの環境教育や炭焼き交流会、エネルギー問題について考える音楽イベントなど、練り上げてきた企画を実行している段階だ。8日には、フィンランドの放射性廃棄物処分場を取材した記録映画「100000年後の安全」の上映会と意見交換会が、恵泉女学園大学で開催される。

各チームには助言役として、同協会のメンバーが2人ずつ付く。大学教員や環境団体のメンバーらで、企画から実行段階まで関わっており、神崎さんは「企画案のダメだしなど、真剣に向き合ってもらい、アイデアを実行に移すための考え方を学んだ」と話す。

学生たちは4月、活動報告会を行い、新メンバーも募集する予定。

(2014年3月1日 読売新聞)