『日経グローカル』で取り組みが紹介されました

日経GLキャプチャ11月2日発行の『日経グローカル 399号』で、当協会と多摩電力の取り組みが紹介されました。ライターの小石勝朗氏が「ウィズコロナ時代の自治体戦略」と題して連載している記事の第2回は、「東京都多摩市・地球温暖化対策 市と議会が共同で気候非常事態宣言」を取り上げています。

記事では、多摩市が今年6月に行った気候非常事態宣言を中心に、宣言に至る経緯や、市庁舎屋上への気象観測装置の設置などを説明。これを受けた市民側の動きとして、以下のように続きます。

市民も宣言に呼応して動き出した。多摩循環型エネルギー協会は8月下旬、宣言を記念するオンライン講演会を開いた。元環境省地球環境審議官の浜中裕徳氏が「気候危機への取り組みとコロナ禍からのグリーン・リカバリー」と題してライフスタイル転換の必要性を強調。副市長と藤原議長らが宣言の経緯や今後の取り組みを説明し、市内の小学校長や大学生が実践の様子を発表した。

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同協会は、市立小・中学校など13カ所で太陽光発電所を運営する地域市民電力会社、多摩電力の母体だ。気候危機については、昨年11月から連続講座を催すなど本格的に取り上げ始めたところだった。今後も「宣言がより具体的な施策や行動につながるよう『民』の視点から支援していきたい」としており、12月には市議や市環境部の課長らによる討論イベントを企画している。

記事の全文はぜひ誌面にてご覧ください。

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また、記事中で紹介された、12月の市議や市環境部の課長らによる討論イベント(12月6日開催 多摩市消費生活フォーラム&エコ・フェスタ@ベルブ永山)については、改めて当サイトやメールマガジンなどで告知する予定です。

お得な「たまでんの電気」に切り替えて、エネルギー地産地消に貢献!

野菜クーポン アイキャッチ

地産地消のでんき「たまでんメニュー」へ
自宅のでんきを切り替えませんか?

多摩エネ協を母体とする地域密着の市民電力「多摩電力」は、多摩市内を中心に公共施設などの屋根を借りて13カ所の太陽光発電施設を設置し、日々管理運営をしています。多摩エネ協は、多摩電力が発電した電気を購入できる仕組みを考え、地域にこだわり「スローエナジー」を提唱するエネックス(本社:東京都東村山市)から「たまでんメニュー」としてでんきが購入できるようにしました。

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13カ所の屋根から生み出す電力量は180世帯分に相当するので、購入できる件数は180世帯までの制限付きですが、自宅のでんきを切り替えることで、地元で発電したでんきの地産地消が実現します。

再生可能エネルギーの推進。それは個人でできる一番簡単な地球温暖化対策であり、そして、顔の見えるでんきを選んで使うことは地域貢献にもなるのです!

多摩エネ協は10周年を記念して、CO2削減にもなる「たまでんメニュー」へのでんきの切り換えを促進するために “「地元のでんきを使おう! 地元の野菜を食べよう!」地産地消キャンペーン”を始めます。ささやかですが、2000円分の地元野菜応援クーポンを用意しました。クーポンはグリナード永山1階の多摩市&長野県富士見町 共同アンテナショップ「ポンテ」でお使いいただけます。

たまでんメニューへの切り替えは簡単です。申込みフォームに記入し送信するだけ。エネックスから連絡が届き、手続きが完了。めざせ、180世帯! あなたもぜひ仲間になってください。

申し込みフォームはこちら(エネックスのサイト内)

 

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たまでんの電気が買えるようになりました!
(2019年秋より)

小規模・地域分散・ネットワーク型のエネルギー循環型社会を目指し、2012 年に多摩エネ協を立ち上げました。

そして多摩エネ協が母体となり多摩電力合同会社(たまでん)を設立、公共施設を中心に 13 か所約 600kW の発電設備を設置し運営しています。

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この地域で生み出した電気を、地域で使えるよう検討を重ねてきましたが、この度エネックス株式会社(本社:東京都東村山市)に多摩電力が発電した電気を全量売電し、エネックスから多摩電力の電気を購入できるシステム「たまでんメニュー」ができました!

さぁ、気持ちのいい「地産地消の電気」に切り替えませんか? 多摩エネ協が仲介をします。

※2022年3月23日更新 料金表を消費税10%のものに差し替えました。

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☆たまでんメニューに切り替えた方々のコメント紹介

八王子市南大沢 Aさん
電力の自由化は知っていましたが、なんとなくそのままになっていたところ、多摩電力という地域の発電を使えることを知って、切り替えました。原発事故を起こした東京電力と縁を切って、気持ちよく電気を使えています。妻も喜んでいます。

多摩市豊ヶ丘 Nさん
手続きが難しいのではと思っていましたが、意外と簡単で、書類の記入など苦手な私でもすぐにできました。8月13日に切り替え完了で地産地消の電気がきていますが、今まで通り普通に使えて安心しています。

多摩市諏訪 Eさん
キモチイイ~!電灯を点けたり、電気製品を使ったりと、生活は今まで通りですが、気分が違います。また、我が家は節電している方だけど、たまでんメニューは少ない使用量でも1キロワット1 円の割引があって、うれしいですね。

多摩市関戸 Kさん
地産地消の電気、待ってました!これを機に多摩エネ協の会員になって電気を切り替えたところです。電線に入ってしまえば、川の流 れと一緒 で、たまでんの電気とはいっても、あくまでみなしだそうですが、気分が違いますね。

浜中裕徳氏オンライン講演会が終了:動画と資料を掲載しました

118084315_1443667812487638_5726938911965355290_n多摩エネ協は8月22日、地球環境戦略研究機関(IGES)の浜中裕徳氏をお招きし、多摩市気候非常事態宣言記念オンライン講演会『気候危機への取組みとコロナ禍からのグリーン・リカバリー』を開催しました。

浜中氏からは前後編あわせて1時間以上にわたってご講演いただいたほか、多摩市からは浦野卓男副市長と藤原まさのり市議会議長よりメッセージを、また市ノ瀬聡課長より多摩市気候非常事態宣言についての説明をいただきました。さらに、多摩市立連光寺小学校の棚橋乾校長、桜美林大学の高橋豪哉さん、恵泉女学園大学の桝居奏さんにも発言していただき、盛りだくさんのプログラムでした。

当日ライブ配信された映像のアーカイブ動画を公開します。

また、浜中氏とIGESのご厚意により、当日の講演で使用された資料のPDF版を当サイトでも掲載させていただけることになりました(近日中にIGESのサイトでも公開される予定です)。以下のサムネイル画像をクリックしてブラウザ上で閲覧するか、右クリックで「名前を付けてリンク先を保存」してからPDFリーダーなどでご覧ください。

hamanaka.ppt
多摩エネ協_オンライン講演会Final_2020_8_22(著作者:浜中裕徳氏).pdf

117908392_1443668105820942_4611282454582198618_nなお、当日のメイン会場となった「未知カフェ」での配信の模様などを収めた写真30点以上を、多摩エネ協のFacebookページに投稿しました。よろしければこちらも合わせてお楽しみください。
https://www.facebook.com/tamaenekyo/posts/1443668635820889

最後になりますが、浜中氏をはじめパネリストの皆様、後援の多摩市、協力の恵泉女学園大学、多摩市若者会議にお礼を申し上げます。

8/22開催 多摩市気候非常事態宣言記念オンライン講演会のご案内

822告知最終

※7/22更新:申込受付を開始しました。
→ 多摩市気候非常事態宣言記念オンライン講演会 申し込み

『気候危機への取組みとコロナ禍からのグリーン・リカバリー』

講師:浜中裕徳氏(公益財団法人 地球環境戦略研究機関[IGES]特別研究顧問)

私たちはかつて体験したことのない災害の時代に突入してしまいました。連日の猛暑や豪雨に代表される極端な気象、新たな感染症の脅威は、これまでの人間社会が行なってきたことの結果であり、これからどのような社会に向かっていくのかが、問われています。

2015年のパリ協定の目標「産業革命前からの地球の気温上昇を2℃未満に抑え、1.5℃未満に押さえる努力をする」 というミッションを達成するためのステップとして、パリ協定の下各国が国連に提出した2025年(または2030年)排出削減目標を達成したとしても、今世紀末には世界の気温は3℃上昇してしまうと国連は警告しています。

エネルギーの大消費地である東京で、初の気候非常事態宣言を市議会と共同宣言した多摩市。この宣言を共有し、気候危機対策を進めていくために、地球温暖化問題に30年余にわたって取り組んでこられた浜中裕徳氏にご講演をお願いしました。

この混迷したコロナ禍から、気候変動を抑えながら「より良い回復」に向かうには? そして自治体や私たちは何をするべきか、脱炭素型ライフスタイルとは? などについてわかりやすくお話いただきます。どなたでもふるってご参加ください。

※グリーンリカバリー:コロナ禍で停滞した社会を気候変動を抑えながら、持続可能性をもって回復する。

【日時】2020年8月22日(土)14:00~16:00
【開催方法】 ZOOMによるウェブセミナー(ウェビナー)
【定員】 200名
【参加費】無料

【プログラム】
・阿部裕行多摩市長,藤原まさのり多摩市議会議長よりメッセージ
・浜中裕徳氏講演(前編)
・多摩市環境部地球温暖化対策担当 市ノ瀬聡課長より
「多摩市気候非常事態宣言」について
・浜中裕徳氏講演(後編)
・教育者・若い世代からの発言
棚橋 乾さん
(多摩市立連光寺小学校長・東京都小中学校環境教育研究会長)
高橋 豪哉さん(桜美林大学 リベラルアーツ学群4年)
桝居 奏さん (恵泉女学園大学 人間社会学科4年)

【主催】一般社団法人 多摩循環型エネルギー協会
【後援】多摩市
【協力】恵泉女学園大学多摩市若者会議

【参加申込】
以下のリンク先から必須情報などをご記入の上お申し込みください。
多摩市気候非常事態宣言記念オンライン講演会 申し込み

【申込締切】8月22日(土)10:00 (ただし定員になりしだい締切)

◎浜中裕徳氏プロフィール
環境省地球環境審議官当時に京都議定書とその実施ルールに関する政府間交渉や同議定書を実施するための国家政策の作成に尽力。慶應義塾大学環境情報学部教授、公益財団法人地球環境戦略研究機関理事長などを歴任し現職。一般社団法人イクレイ日本理事長を兼職。

◎多摩市気候非常事態宣言
東京都初の気候非常事態宣言。市と市議会の共同による宣言は全国初。6月25日に署名。
気候非常事態宣言を共同で表明しました(多摩市)

多摩で自然エネルギーの普及を目指す市民参加の取り組みです。