エコたまグリーンNEWSで「出前授業」が紹介されました

多摩市民環境会議機関紙「エコたまグリーンNEWS」第104号(2013年7月18日発行)に、多摩エネ協のメンバーが市内小学校で行った「出前授業」を紹介する記事が掲載されました。(以下転載)

エネルギー&エコの出前授業、北諏訪小で

屋上のパネル前で説明受ける

多摩ではおそらく初めてとなる「エネルギーとエコ」に特化した環境教育が7月16日、市立北諏訪小学校で行われた。対象は4年生の3クラス84名。1~2時間目の理科の授業で、多摩循環型エネルギー協会の山川勇一郎さん、中瀬剣正さんの二人が地域コーディネーターの江川美穂子さんとともに学校を訪れた。

北諏訪小学校には、屋上に出力10kWの太陽光パネルが設置されているが、ふだんは「触って感電したりしたらたいへん」との配慮で生徒たちは屋上に立ち入れないようになっている。この日はまず、この太陽光パネルを実際に見て、説明を聞くことから始まった。

そして、多目的室に移動。ここからは1から4までの場所をつくり、生徒は山川さんの出題に対して自分の正しいと思う答えの場所に移動する。出題のテーマは創エネと省エネ、そして世界と日本の両方を含むという内容。

Q1 日本人がふだん行っているエネルギー生活を全世界の人が行ったら地球は何個必要になるか?
答え①0.5個 ②1.25個 ③2.4個 ④5.8個

この答えでは意外にも③の正解に集まる生徒が一番多かった。生徒はすでに勉強していたのかな。ちなみに“中瀬博士”の解説では④はアメリカ、②は世界全体で、すでに許容量をオーバーしている状態。①に行った生徒0。

Q2 太陽光、風力、地熱など日本の自然エネルギーの発電量全体に占める割合はどのくらい?
答え①1.6% ②4.4% ③14.7% ④18.5%

正解は①で、まだまだ少ない。②はアメリカ、③はドイツ、④はスペインで、全体では欧州が先行している。

Q3 日本で自然エネルギーで発電している割合が一番多い県はどこ?
答え①北海道 ②大分県 ③東京都 ④長野県

正解は②で25%も発電、北海道は意外と少なく3.38%。

Q4 この学校の発電量は10kW。これを馬力に換算すると何頭分になるか?(ここから3択)

答え①3頭 ②7頭 ③30頭

正解は②で、発電するのはそれだけ大変だということ。

最後に2年前の原発事故後の夏の節電で削減された電気量の問題を出し、正解は17%。それだけみんなが節電に励めば達成できるんだ、との話で締めくくられた。

右奥が山川先生、手前が中瀬博士

(発行人:清水武志朗 編集人:井上ひさかず)