桃井和馬の視点 第1回「エネルギーを考えることは、生き方を考えること」

私が多摩で住みはじめたのは20年ほど前。最初は賃貸のアパートで生活していましたが、都心からも近く、自然と多摩に定住したいと思うようになり、12年前に一軒家を購入しました。

家を買う。それはどのように生きたいかの表明だということを、いくつもの家を見学する中で感じる様になりました。購入の前には、千葉などにも足を伸ばし、物件を見て回りました。また多摩市の中でも、様々な場所でマンションから一軒家をチェックしてまわったのです。私にとって重要な購入要因は、「都心との関係」「コミュニティーの有りよう」「買い物の利便性」「学校や教育施設の有無」などでした。それらを加味した上で、最終的に今の場所に出ていた物件を購入したわけです。

私たち「エネ協」はエネルギーを考えるために発足した組織です。しかし最近「エネルギー問題だけを考えるだけでは十分でない」と感じるようになっています。エネルギーと一言でいっても、原発で作られたものなのか? 化石燃料から作られているものなのか? 自然の力を利用して作られたものなのか? など多様です。

それだけではありません。どれくらいエネルギーを使う生活をしているのか? したいのか? 逆にいえば、どれくらいの不便さであれば耐えられるのか? などの総合判断が求められるわけです。エネルギーを考えることとは、つまり「生き方」を考えることに他ならないのです。

これまで私たちはエネルギーに特化したプロジェクトを展開してきました。焦点を定め、ブレないことで、時代に即応したプロジェクトをスピードを持って展開するためにも、この基本姿勢は大切でしょう。けれども、そろそろ次のステップに移行しても良い時期なのかもしれません。

私たちは何のために、どれだけのエネルギーを必要としているのか? つまり、私たちはどのようにこの社会で生きていきたいかを、「エネ協」を通して考えるプロジェクトです。

桃井和馬

3.11アクション in TAMAのライブ&ウォークが9/14に開催

多摩センターの三角広場で9/14(日)、「フクシマまで届け!オフグリッドライブ&ウォーク 」と題したイベントが開催されます。多摩市民を中心に2012年以降脱原発と被災地を忘れないことを目的に活動している「3.11 フクシマを忘れない 原発のない未来をアクション in TAMA」と、送電線の来ていないところで電力自給自足のライブを実施している「脱・送電線ライブ!」の共催です。

多摩エネ協も2012年3月の第1回アクション以来、アピール活動に協力・参加しています。ライブは午前11時から午後1時20分までで、Mikerr、sunny honey、多摩フォーク集会、あらかんず、ゼロノミクマ、証の計6組が出演。終了後、参加者らで駅南側の遊歩道を行進しながらアピール活動を行う予定です。

多くの方々の参加をお待ちしています。

9/14(日)「フクシマまで届け! オフグリッドライブ&ウォーク 」アクション in TAMA × 脱・送電線ライブ! (Facebook イベントページ)

市民発電所 発電中!


多摩電力合同会社が設置した市民発電所は、現在6ヶ所になりました。
(恵泉、ゆいまーる聖ヶ丘、第一小、聖ヶ聖小、大松台小、エコプラザ多摩)
さらに8月中に2ヶ所(ゆう桜ヶ丘、鶴牧中)、9月に1ヶ所(聖ヶ丘中)が発電開始となります。

7月までの累計発電量:65,247kWh
累計CO2削減量:スギの木2351本分

サンプル
(多摩電力合同会社サイトより転載)

9月エネカフェ&暑気払い@永山ハウスのご案内

 毎月第1土曜に開催しているエネカフェ。9月は、多摩エネ協理事による、長野県上田市の循環型地域創生の取組みの現地
視察報告と、水力等の発電ワークショップを行います。
 終了後は、冷えたビールとおつまみで暑気払いを♪
日時:9月6日(土) 15時~17時(懇親会17~18時)
会場:多摩市諏訪1-65-1永山ハウス集会室
    京王・小田急永山駅より徒歩3分
参加費(お茶・お菓子付き):会員300円、一般500円
懇親会会費:500円
定員:25名(事前申し込み制)
申し込み:多摩エネ協 info@tama-enekyo.org
042-357-0335

多摩で自然エネルギーの普及を目指す市民参加の取り組みです。