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桃井和馬の視点 第1回「エネルギーを考えることは、生き方を考えること」

私が多摩で住みはじめたのは20年ほど前。最初は賃貸のアパートで生活していましたが、都心からも近く、自然と多摩に定住したいと思うようになり、12年前に一軒家を購入しました。

家を買う。それはどのように生きたいかの表明だということを、いくつもの家を見学する中で感じる様になりました。購入の前には、千葉などにも足を伸ばし、物件を見て回りました。また多摩市の中でも、様々な場所でマンションから一軒家をチェックしてまわったのです。私にとって重要な購入要因は、「都心との関係」「コミュニティーの有りよう」「買い物の利便性」「学校や教育施設の有無」などでした。それらを加味した上で、最終的に今の場所に出ていた物件を購入したわけです。

私たち「エネ協」はエネルギーを考えるために発足した組織です。しかし最近「エネルギー問題だけを考えるだけでは十分でない」と感じるようになっています。エネルギーと一言でいっても、原発で作られたものなのか? 化石燃料から作られているものなのか? 自然の力を利用して作られたものなのか? など多様です。

それだけではありません。どれくらいエネルギーを使う生活をしているのか? したいのか? 逆にいえば、どれくらいの不便さであれば耐えられるのか? などの総合判断が求められるわけです。エネルギーを考えることとは、つまり「生き方」を考えることに他ならないのです。

これまで私たちはエネルギーに特化したプロジェクトを展開してきました。焦点を定め、ブレないことで、時代に即応したプロジェクトをスピードを持って展開するためにも、この基本姿勢は大切でしょう。けれども、そろそろ次のステップに移行しても良い時期なのかもしれません。

私たちは何のために、どれだけのエネルギーを必要としているのか? つまり、私たちはどのようにこの社会で生きていきたいかを、「エネ協」を通して考えるプロジェクトです。

桃井和馬

山川勇一郎理事が明星大学「現代の社会と消費」の授業でゲスト講義

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明星大学竹峰先生の「現代の社会と消費」の授業で
当協会の山川勇一郎理事がゲスト講義を行います。
アットホームな授業でどなたでも参加できるとのこと
ですので関心ある方は是非どうぞ。

<日時>2014年5月28日(水)16時25分から17時55分

<場所>明星大学日野キャンパス26号館5階・515教室

<内容>
3.11をどのよう に受け、どうして、市民発電所事業をはじめたのか。
市民発電所はどんな現状で、どんな未来がその先に待っているのでしょうか。
まちづくりに引きつけ学生に問題提起をし、わたしたちの未来を見据えて議論します。

<連絡先> 担当教員・竹峰誠一郎
E-mail:seiicihro.takemine@meisei-u.ac.jp
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総会&エネカフェ無事終了しました


パルテノン多摩第1会議室で5月11日、多摩エネ協の2013年度会員総会を執り行いました。昨年度の活動報告、今年度の事業計画などの議案がすべて承認されたほか、新理事として梶川さんの選任も決まりました。


終了後は同じ会場で、今年度第1回のエネカフェを開催しました。ゲストは、トラック・コジェネレーション・システム(TCS)の特許を取得し、青果店の経営に活用している有限会社オオクラの茂木智司代表。自ら改造してTCSを搭載した4トントラックをパルテノンの駐車場に運んでくださり、お湯を保温タンクに移す様子も実演していただきました。


エネカフェではまた、多摩市に住み稲城市を中心に「森の歌会」と名付けた活動を展開しているシンガーソングライターの証(あかし)さんが、弾き語りでゲスト参加。多摩エネ協の活動に刺激を受けて作ったという『地球ワット』のほか、『パイオニア・ソング』『よい人生のうた』の計3曲を披露してくださいました。

※写真:1枚目と3枚目は会員の江刺莉沙さん撮影。2枚目はたまプレ!記事より引用。

参考記事:
八百クックの”トラック・コジェネ”に興味津々–多摩センターでエネカフェ