たまでんの市民ファンド募集が毎日新聞で紹介されました

毎日新聞の小林記者が、昨年5月の多摩エネ協の取り組みから、最新の「たまでん債」募集まで、地域主導の再エネ事業をわかりやすく紹介してくださいました。

多摩電力:市民ファンド募集 太陽光発電、1億5000万円調達へ /東京

毎日新聞 2013年03月31日 地方版

 多摩ニュータウンの団地などの屋上に太陽光発電パネルを設置して事業化を目指す「多摩電力合同会社」(多摩市)は、4月15日から市民の出資を募集する。太陽光発電の市民ファンドは首都圏では初めてという。

多摩市民らが昨年5月に発足させた「多摩市循環型エネルギー協議会」は環境省の委託も受け、ニュータウンでの太陽光発電事業が採算に見合うかの調査を重ねてきた。昨年10月に同協議会のメンバーが中心となり、同社を設立した。

 計画では、13年度中に、団地や病院、学校などの屋上を有料で借り、出力計1000キロワット分の太陽光発電施設を設置し、電力会社に売電する。必要な資金3億円のうち1億5000万円は地元の金融機関からの融資で賄い、残りの1億5000万円を市民に「たまでん債」として購入してもらい調達する。

 たまでん債は1口10万円からで、配当が付いて15年で償還する。事業がうまくいかない場合、元本割れのリスクはあるが、同社では「国の固定価格買い取り制度を活用すれば十分収益を上げられる」としている。同時に団地の管理組合や市と屋上スペース提供の交渉を進める方針だ。

 同社では、発電事業の第1号として恵泉女学園大学(多摩市南野2)の校舎屋上に出力30キロワットの太陽光発電パネルの設置を3月中旬から始めており、5月末から売電を開始する予定だという。【小林利光】

引用元:毎日新聞